将棋を指したことがある人の中には、アプリをダウンロードして遊んでいるというケースは少なくありません。相手がいなくても、コンピューターと対戦できるため、いつでも遊べるので便利です。
ところが熟練者になるほど、ゲームだからと敬遠している人がいるのです。
理由はコンピューターがあまり強くないので、物足りなく感じてしまうからです。しかし将棋アプリのコンピューターが強くないのは昔の話です。今ではセミプロ級の腕前の人でさえ、容易には勝てないほどレベルが上がっています。
他にも将棋アプリを使わないという理由の一つに、思考時間が長いことが挙げられるでしょう。一昔前だと五分以上、下手をするとある段階から動かなくなってしまうといった場合がありました。それに対して最近の将棋アプリの場合、プレイヤーが駒を置いた瞬間にコンピューター側が指します。基本的には対戦相手のレベルが上がるにつれて長考することが多いのですが、それでもたいていの将棋アプリは二十秒ほどしかかかりません。しかも「待った」という機能が付いているものがあり、その場合は好きな手数まで巻き戻しやり直せます。
また本格的な将棋アプリの中には、指定した戦法的で指してくれるものがあるのです。例えば穴熊を得意とする相手と戦いたいなら、そのように設定しておけばコンピューターが該当する戦法で指してくれます。
さらに棒銀とはどんなものだろうと考えた場合、コンピューターが動かす手順を見て覚えることが可能です。このように単なるゲームとしてではなく、将棋を覚えたり勉強したりするのに役立ちます。
他にも将棋アプリが独自に作ったタイトルを争う、あるいは友達数人が集まってトーナメントできるものもあります。